使い慣れたものやお気に入りのものなんかが、なかなか捨てられないタイプの前西原です。
多少汚れてたり古くなっててもとっておいてたりして…物持ちがいいと言えばそうだし、単に執着が強いともいえる。笑
特に人様から頂いたものは、雑貨だろうがぬいぐるみだろうが牛乳瓶(実際にもらった)だろうが、飾ったり使ったりしてなくても、なんだか簡単に捨てられないのです。
とはいえ、大抵のものは一定期間過ぎると収納スペースという問題に直面し、貰った時のことを思い返し感謝しつつごっそり手放すことが多いのですが…
私の中の”ベストオブ簡単には手放せない頂きもの”は、何を隠そうオベーションのギター。
そう、これは頂いたものなんです!
いつも写真を撮ってくれるERIKA(以下エリー)。
彼女のお父様がコレクションしていた中の一つでした。
残念ながらご病気で急逝されたのですが、自宅にあったコレクションの中から、「良ければどれか一本…」とエリーが声をかけてくれたのです。
どうやら沢山あるギターのいつかの行き先について生前話をした時、私の名前を出してくれていたみたいだった。
なんてありがたい…!!!!
当時は今よりも全然ギター上手に弾けてなくて、安物だけどそれなりにちゃんと音が出るからコレでOK!!って、初心者向けのお手頃なアコギにピックアップ付けただけで特別何にもカスタマイズしてないギターをずっと使ってました。
音の善し悪しやこだわりもなく、特段ギターという楽器に情熱を注いでいる訳でもないような…こんな私に…
こんな私な大切なコレクションの一つを!!?
いったい何を血迷ったんだエリーパパ!!
と、思ったかどうかはさておき…
エリーパパとはほんの数回お顔を合わせただけだったし、まさか大切なギターを私にとか思ってもなかった。
びっくりしたし、私が受け取っていいものかもちょっと迷ったけど、せっかくなので有難く受け取ることに。
そんな訳で、エリーから送られてきた沢山のギターが並んだ写真から、外見だけで決めたのがオベーションでした。
Adamas Ⅱ 1581-2 (1983)
あまり詳しくは調べられなかったけど、どうやら限定モデルのようでした。
言うまでもなく、なかなかいいギターでして…
「見た目がステキ!よし、君に決めた☆」
みたいに簡単に選んでよかったのかと受け取った後で更にビビったあの日が懐かしい。笑
高かろうが安かろうが、自分が扱えようが扱えなかろうが、受け取ったのはただのギターではなく、大切にされていた記憶を持ったギター。
贈ってくれた人の想いも添えられている。
私なんかより凄く上手に鳴らしてくれる人がきっと沢山いるけど、縁あって私の手元にやってきたからには、ギター本体にはそういうの諦めてもらって…笑
私は少しでも長く、できるだけ沢山、できる限り上手に(!!)このギターをステージで弾き続けていこうと思います!!
エリー、エリーパパ、ありがとうございます!
今日はこれからライブですが、エリーが【自分が欲しかったから】と実費でいつの間にか勝手に作ってた前西原Tシャツを着て歌います!!
ちなみに、冒頭に書いた牛乳瓶をくれたのもエリーでした!!
私は今後の人生をかけてエリーに色んなものを返していかねばならないようです!!
これからもよろしくねエリー!!